【くまのこ検査技師塾 Sonobase】
みなさん、こんにちは。服部です。
実はくまのこ検査技師塾で新しいコンテンツが始動しています。
それが【Sonobase】です!
くまのこ検査技師塾で過去に行われたオンラインセミナーのアーカイブやこのSonobaseのために作られた超音波検査に関する動画を閲覧できます。
服部が行っている【ちょこっとセミナー】などもこちらで閲覧することができます。
オンラインセミナーで解説していないものについてもオリジナル動画としてアップロードしてもらっています。
毎回のオンラインセミナーでみなさんにもらった意見をもとに、動画の内容を決めています。これは動画が良い、これはオンラインセミナーが良いと振り分けさせてもらっていますので、オンラインセミナーと使い分けて利用してもらえたらと思っています。
例えば、【胸腹水の見分け方】などはオンラインセミナーでそれだけにフォーカスすることが難しく、他の疾患との関連で話すことになり、どうしてもそこを知りたい人が情報を探しにくいと考えます。Sonobaseではそこだけで動画を作っているので、これが知りたいをピンポイントでも探せるようにと思っています。もちろん、総論的な動画もあります。
私の行っているオンラインセミナーのうち【症例検討会】についてはリアルタイムで参加いただくことが一番、学べるようにしているつもりです。そのため、セミナー中に回答を待つ間をとることが多く、Sonobaseに載せるには不適当かと考えています。
この症例検討会、90分をとっているのでなかなか参加しづらいかと考えますので、今後、60分版の開催も検討しています。
オンラインセミナーは利点として、その場で質問できる、アンケートで質問できるというものがあります。実はアンケートで多く質問をいただいた時には、このはっとラボブログで回答したり、アンケート記入者だけに資料を作って返答していたりしています。ただ、そのセミナーと内容が大きく異なるものについては今後、資料作成やブログで対応しきれるかはわかりません。そういったものはSonobase用の動画にしたり、話題として大きいものは次のオンラインセミナーのトピックにしたりして対応していこうと思っています。
みなさんのアンケートへの回答、いつも感謝しております。
【症例検討会について】
学ぶものが決まっているものとは違い、症例検討会だと心理的なハードルが高いとは思いますが、実のところ、この症例検討は上達に欠かせないものだと思っています。
例えば【胆嚢疾患の解説】などでは、典型的な所見とともに典型例の画像を提示することになります。ここで判断に迷うものなどを提示すると、初学者の方の混乱のもとになってしまい、典型的な所見を頭の中で整理することができなくなってしまいます。
一方で、症例検討会では、判断に迷いそうなものや、撮像にコツが必要だったものを、みなさんならこの場合どうしますか?と問いかけながら考えてもらい、服部はこうしたというものを開示していくスタイルになっています。
日常で超音波検査を行っていると、必ずしも典型的な所見が得られるものばかりではなく、また良好な描出が難なくできる症例ばかりではありません。
そこをどうやってより良い判断、より良い検査にしていくかを考えるのが症例検討会です。
大学病院や規模の大きな総合病院では自施設内でこれが可能です。また学会などで症例報告をみたり、著名な先生方の講演を聞くことも学びにつながります。しかし、これは印象としてとても難しい疾患や、稀な疾患、他のモダリティでの判断も踏まえたものが多いように思います。そのため、ある程度経験を積んでいないとついていくのがむつかしいように感じます。
クリニックなどのモダリティの限られる施設で超音波と身体所見などから判断したり、胆嚢腺筋腫症などのよく遭遇する疾患について描出法なども踏まえた症例検討会をしたい!と思って私は月1くらいのペースで開催しています。
どうしても服部が資料や症例を提示するため、服部のやり方がベースで話が進んでしまいますが、参加者のみなさんがコメントでご自身の意見を共有してくださることで、受講者同士でも学びにつながると良いなと思っています。
今後も症例検討会を行っていきますが、新しく始まったSonobaseとあわせてお互いのメリット、デメリットを補完しつつみなさんが超音波検査を学べる場にしていけたらと思っています。
ついでに初心者向けというよりは、ちょっと深く学べる余裕がでてきた方向けの本を紹介しておきます。
Sonobaseの動画の中で、病理と対比して学ぶと~と私が語っているものがあります。
その対比を知るのにとても有用な本です。
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