みなさん、こんにちは。
腹部超音波検査を学び始めた方、学んでいて膵臓に苦手意識を持っている方、いらっしゃると思います。
私も初学者のころは、膵臓はなんて見えにくい臓器なのか…と悩みながら学んでおりました。
膵臓をしっかりと検査するには、適切な描出ができるテクニックが必要です。テクニックとはいっても私は「4つの基本」①圧迫 ②呼吸調整 ③アプローチ方向 ④体位変換 を組み合わせることでほとんどの症例で描出できると考えています。
しかし、せっかく描出できていても「膵臓を見る目」が養えていなければどれが膵臓なのか、異常があるのかどうかということがわかりません。
多くの参考書、多くの文献をみることができるようになった現代でも、目を養うことができるコンテンツは乏しい…膵臓をみるトレーニングができたら…そう思って作成したのが膵臓100本ノックです。
膵臓100本ノックでは最も基本となる断面である心窩部横走査における膵臓の静止画について元の画像、カラーで膵臓を示した画像を順番に100枚みてどこに膵臓があるのか、膵臓はどのようにみえるのかを学びます。脂肪変性を伴う臓器でもあるため、高輝度であったり低輝度であったり、いろいろな見え方をしますが、肝臓や胃の裏にあることを意識すればみえてくるはずです。
他にも動画として膵臓をみて、見る目を養うコンテンツもあります。
ぜひ、このコンテンツを利用して「苦手意識」を克服し、超音波検査で見える範囲をしっかりとみて、膵病変を発見できるようによりよい検査を目指していってもらえたらと思います。
走査法などは別のコンテンツを用意しております。
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