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2023.12.15 オンラインセミナーフィードバック 肝細胞癌?肝血管腫?


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昨年12月に開催したオンラインセミナーのフィードバック記事です。

このセミナーは症例検討会ということで、肝細胞癌と肝血管腫を提示しました。

注意深く観察すること、安易に肝血管腫としないことを意識してもらえたらと思います。

また、年齢も重要なファクターであることを話しました。


ここからフィードバックです

・症例をたくさんみたい

今後も症例検討会を開いていこうと思います。

たくさんみるの認識ですが、教科書的に多くの症例を「目にする」パターンと本セミナーのように「考えながら見る」パターンを使い分けるのが良いと思います。

目にすることも大事で、これはガイドラインなどの典型例などもみることが大事です。

しかし、日常では典型例ばかりではないため本セミナーのように、どのように考えてレポートしていくかを体験することで足りない分を補うことができると思います。

思い付きではありますが、同意を得られている症例について各疾患ごとに色々な画像がみられるデータベースがあると学びやすいかもしれませんね。検討します。


・血流をいれた動画を長めにみながら評価方法を知りたい

今回の症例では血流に乏しい病変で、CanonさんのSMIであれば少しみえる程度のものでした。血流に関しては長めにみなければならない病変は限られます。腹部領域ではないですがバセドウ病などの火焔状血流は分布や信号の多さのみならず、拍動とともにカラーがそれこそ火焔状に広がって見える様子も所見といえます。腹部領域では条件を整えるまでに少し時間を要すると思いますが、評価するには数秒程度で良いと思います。というのも通常のエコーでは時間経過によらず、現時点であるROI内のすべての血流に信号をつけるため長めにみるメリットはあまりないためです。造影エコーでは造影剤を用いることで時間経過を評価可能なためしっかり時間経過とともに評価します。

ということで評価法は長くみるというより数秒におけるカラードプラの信号の有無、その形状(バスケットパターンや樹枝状、点状、線状など)をみることになると思います。


・もう少し手元の動きをわかりやすくしてほしい

申し訳ありませんが、症例検討会では手元の動きは提示いたしません。

理由は症例検討の主旨と異なること、実際の症例で手元を撮像できないことにあります。

手元の動きは以前のセミナーで解説しておりますが、どの患者であろうと基礎をおさえていれば対応することができると思います。基礎とは圧迫、アプローチ方向、呼吸、体位変換です。くまのこ検査技師塾でSonobaseという新しい企画がはじまります。

そちらであれば過去のアーカイブもみることができるサービスとなっていますのでご検討ください。


・紛らわしい疾患でのレポートの書き方

レポート作成については各病院の方法があると思いますが、私の方法をまたどこかのタイミングで提示できればと思います。


・腹部超音波検診判定マニュアルや残しておくべき画像の話がききたい

今後、検討しようと思います。


他にもご意見やご感想など、アンケートのご協力ありがとうございます。

今後に活かしていきます。



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