第16回検査技師100人会議に参加しました。
今回も5人の方々の人生や想いに触れることのできる良い会でした。
ネタバレにならない程度に私の感想を書いていこうと思います。
黒木さんは「臨床検査技師として取り組む社会的処方」のお話でした。
社会的処方ってなんだろうととても興味を惹かれました。
聞いていくうちになるほど、そういう関わり方もあるのか、コミュニティナースに臨床検査技師も!?とたくさんの刺激を受けました。
鳥取県でもまちづくりとして臨床検査技師が関わっていけないか私も新しくやってみたいことができました。
小宮山さんは「多くの縁で楽しくなった血栓止血検査」のお話でした。
たくさんの縁を大事に自身の専門的分野を軸に活躍し、今も楽しくしている姿がとても印象的でした。今話題のchatGPTの話もあり、どのように活用していくかのお話はとても勉強になりました。
自身の専門を持つことの大事さ、臨床検査技師の未来についても触れられました。
地方の病院では専門を持ちにくかったり、意図的にゼネラリストを育成といってローテーションしすぎたりすることがありますが、やはり専門、プロフェッショナルであることも大事です。このあたりの折り合いをこれからを生きる臨床検査技師は考えていかなければと私は思いました。
中平さんは学生の目線で自身が今まで取り組んできたことやこれからのことを語ってくれました。まずスライドがとてもわかりやすい!私が学生の頃はこんなに上手に作れなかったなと聞いていると「オリジナルの自己分析」で臨床検査技師の道を志し今も頑張っているとのことで、すごいなと感心しました。
自己分析してそれを行動に移すことができる社会人、どれだけいるだろうか、私はできているだろうかと色々と考えさせられました。
二谷さんは企業系臨床検査技師としてのお話しでした。
学生時代に言われた言葉をきっかけに企業を志し、今まで臨床検査技師や企業の方にかけられた言葉を紹介してくれました。中には心無い言葉もあり、人と違うことをするときの風当たりの強さも垣間見えるものの、企業での二谷さんを評価する方々の言葉からどれだけ頑張ってきたのかということもうかがえました。
多様性を受け入れること、情報を集めて医師と話せることの大事さを学びました。
山本さんは出会いはチャンス、臨床医との会話の重要性のお話でした。
時代のニーズにあわせたグラム染色を行っていく第一人者の方でその研究から臨床に反映していく過程も含めて圧巻でした。
市民向けのYoutube企画やAIを利用したグラム染色の開発など多岐にわたる活躍をされていますが、賛同してくれる同志や他職種とのかかわりや教育の重要性も教えていただきました。
実は詳しく語るともっとたくさんの学びがあるのですが、アーカイブや100人会議のHPで楽しめるようにここまでにします。
みなさん、共通しているのはやはり「人とのかかわり」かと思います。
個人だとできないことも人が集まればやっていける、楽しくできるということだと思います。
この100人会議の場も登壇者の方とはもちろん、参加者のみなさんと交流する時間が設けられていて、ここでの出会いがこれからにつながっていけるとても良い時間となっています。
残すところあと4回の企画ではあるものの、そこで出会える仲間と交流する時間、ぜひこれを読んでくれているあなたも参加してみてもらえたら嬉しいです。
⇓臨床検査技師100人会議HP
⇓次回は5月28日(日)開催です。
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