この回では「膵臓の走査法」を経て、実際のエコー画像に見慣れることを目的としてセミナーを開きました。
この動画のように走査の途中で色をつけているものとそうでない動画をみんなでみて、膵臓の位置を確認しました。
普段行っている走査でない方には縦走査や右側臥位の走査でみえる膵臓を特定するのが難しかったようです。
これを機に、縦走査などでも慣れてもらえたらと思います。
ここからアンケートフィードバックです。
・縦操作のプローブの操作位置、解剖(脈管等)の位置など、何処を描出しているのか分かりにくかったと思います
超音波検査初心者の方にとってはなかなか難しかったですよね。
膵臓は全4回に分割して組んだので今回から参加だった方には不親切だったかもしれません。
今回は膵臓のエコー画像に見慣れることがメインでしたので、走査や解剖は前回の「走査や工夫」の範囲でした。受講する際にわかりやすいように参加募集の文章を改良しようと思います。
・エコー動画に【プローブの手元操作の動画】や【3Dシェーマ】等も加えて頂けると、よりエコー実践の勉強として理解しやすい
おそらく同じ受講者の方から、先ほどの意見に対しての改善案もいただきました。
ありがとうございます。
適宜つけることができればと思いますが、エコー画像と異なり、患者さんの身体を撮影するわけにはいきませんのでボランティアの方にお願いするなど検討させていただきます。
3Dシェーマですが、著作権などに引っかからずに利用できるシェーマが限られていることや使えても高額のライセンスが必要ですので、こちらも検討段回です。
アンケートに「わからなかった」「こうしてほしい」という意見をいただけることもとてもありがたいです。
「わからない」の意思表示はとても大事です。マンツーマンセミナーではないのですべてを叶えることができないこともあるかと思いますが、このご意見を同じことを感じられた方もいると思いますのでより良いセミナーにつなげられます。
手元走査と解剖に関しては「各臓器をテーマ」にしているセミナーでは十分に解説が難しいように思いますので、別途それだけの枠を検討したいと思います。
他にもわかりやすかったといった励みになる意見もいただきました。
いつも参加いただきありがとうございます。
セミナーの情報はこちらから
2023.06.16 膵腫瘤性病変について
2023.06.23 一緒に症例検討しよう8~膵疾患編~
2023.10には東京でハンズオンセミナーを開きます。私も鳥取から向かいます。
オンラインではなかなかプローブ走査や圧迫具合を体験してもらえていませんでしたがオフラインでしっかり一緒に学べたらと思っています。
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