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執筆者の写真服部博明

2023.06.25 第18回臨床検査技師100人カイギ感想

更新日:2023年12月22日




こんにちは。服部です。

2023.06.25に開催された臨床検査技師100人カイギの感想を記事にします!

100人カイギチラシ
第18回100人カイギチラシ

今回も様々な経歴、様々な信念を持つスピーカーの皆様でとても刺激を受けました。

感想を書きますが確信には触れませんので、ぜひアーカイブ視聴や100人会議のHPをチェックしてくださいね!


〇1人目 足羽花菜さん

情熱と共に歩む Following My Passion というタイトルでお話しされました。

本当に情熱をもって人生を切り開いた方だというのが伝わるお話でした。

米国心臓超音波検査士 米国血管超音波検査士を取得されていて現在はクリニカルスペシャリストとして活躍して、アメリカで超音波!?と驚きました。

アメリカは日本と違って「臨床検査技師」なら超音波を担えるという国ではありません。超音波を担うならそれ専用で上記のような資格が必要なのです。

日本における超音波検査士とは少し意味合いが違いますね。

私も海外で学ぶのは面白そうだと思いつつも、言語の壁や金銭的なことを考えるとためらってしまって今まできましたが、それを情熱で成し遂げる姿に尊敬しました。

「情熱があるからいい悪いではないが、自分は情熱をもってやってきた。

 少しでも情熱をもてることがあればそれを信じてもいいのではないか。」

という言葉、とても大事だと思いました。

みなさんも情熱、どこかにもっていたら信じてやりきっても良いのかもしれません。


〇2人目 大塚喜人さん

20代のうちに臨床検査技師の可能性拡大のために50歳までに大病院で臨床検査部のトップに立つという意識をもって活動されてきたすごい方です。

私は35歳のいまでこそ臨床検査技師全体のことも考えることができますが、20代のうちは自分のことでいっぱいいっぱいで、〇歳までにこれを成し遂げるという計画性も持てていませんでした。なによりすごいのはその想いを変えることなく、現在も活躍し続けていることだと感じました。

現場で感じたことを改善、より良い方向にするためには何をするべきなのか、漠然とこうしたいではなく、現実的な目で分析して行動に移す重要性が感じられました。

私も色々と考えて、実現したいことがありますが、どこかふわっとしていたので何をすべきかそのためにはどうするのが良いのかと考えなければと思います。


世の中には自分にできないことはない と思い込んでチャレンジすることの楽しさ

仕事をしていく上での不満を感じることがあると思うが、それは絶対変えられないことはない

という力強いメッセージをこめた大塚さんの話、たくさんの人に聞いてほしいと感じました。


〇3人目 小田恵理香さん

コーチングやライティングの専門家として活動されているお方です。

視点を変える というキーワードをもとにコーチングとの出会いや今の活動についてお話しいただきました。

現在、コーチングなどのスキルが注目を浴びているものの、なかなか思い切って専門家になれるほど学べる人も多くはないと思います。その壁を突破して、活動されていることにすごく感銘を受けました。

視点を変える例として コップに半分の水が入っている どう思うか?

というものがあり、 半分しかない のか 半分もあるのか で違ってくるということでした。

ふと考えてみると私の1型2色覚(色覚特性のひとつ。色盲や色覚異常と言われていた時代もある)の乗り越え方も同じ方法だったのだと思います。

色覚「異常」としてマイナスととらえるのか、色覚「特性」としてプラスとしてとらえるのか。

少し話がそれるので色覚についての話はまた今度記事にしたいところですが、あらゆる人が「視点を変える」とみえてくる世界か違って、苦悩が軽くなるかもしれないなと感じました。


〇4人目 高橋敬太さん

矢巾町町議のお方です。議員さんということでびっくりしました。

日臨技は宮島会長が議員として活動されていましたが、なかなか政治的なことに臨床検査技師の関心が高いイメージはなかったので、自ら議員として出馬するという大きな決断のすごさを感じました。

ご本人はそのすごさをわりとたんたんと語っていて、すごさよりも人との「縁」を大事にというメッセージを伝えてくれていたことがまたすごいなと感じました。

組織の一部として生きるのか、それとは別の生き方をするのか、未来を見据えて行動し、様々な「価値観」をみて、感じてこられた方だからこそ議員として選ばれたのだと感じます。

どのような活動をされていくのかこれからも楽しみだなと思っています。


〇5人目 松平紫野さん

保健所で働く臨床検査技師さんです。

私も友人に保健所の臨床検査技師がいるので、その活動の一端を知ることができて楽しみながらお話を聞いていました。

保健所の業務は想像より多岐にわたっていて、こんなところでお世話になっているんだなと感じました。

一番印象的だったのは人の育て方で

「臨床検査技師は職人芸的な指導をするが、行政職はすべて文章に書き、こまかく指示して育てる。」

というものでした。たしかに検査部は職人芸的な指導が多いなと感じます。かといって行政のようなこまかな指示がすべて良いかと言われると、臨床検査技師という職種と相性が良いとも言えない場面もあると感じました。(これも後に記事にしたいテーマです)

それらの違いを知っていてハイブリッドできることが強みなんだろうと思います。

また、保健所で働くという選択肢も学生や今の臨床検査技師に伝わるお話でした。


毎回、5人の登壇者の方の「想い」に触れることのできる臨床検査技師100人カイギも残すところあとわずかとなりました。

私は参加が遅かったのですが、参加してからの数回だけでも多くの「想い」に触れることができて、これからこんなことを頑張ろう、こうしてみようとすごく刺激を受けています。またそこでの出会いが継続することで、将来より良い未来を実現できるのだと考えています。


次回は7月23日に第19回目が開催されます。

ぜひ参加してみませんか?

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